2026年9月
2026年9月の振り返り
このレポートの目次
こんにちは、葵です!
9月は、本づくりをちょっと休憩しました。
大きく売れる「ホームラン本」の勢いが落ちて、印税も引き続き下がっております! いや、本当にホームラン本ってものすごいですね。
それに加えて、今月は皆さんにぜひお伝えしたいしくじりがあります。ペーパーバックの販売を全部止めたら、戻したくてもすぐには戻せなかったんです。
ただ、「印税が落ちました。失敗しました」で終わるのは、もったいないですよね。私の失敗を、ペーパーバックの販売を続けるか考えるときの参考にしていただけたらうれしいです。今月は、売上が落ちた理由を考え、そんな中でも読まれている本から、次の本づくりに使えそうなこともお話しします。
9月の印税、引き続き下がっております!
まずは、最新の数字からどうぞ。8月・9月とも、KDPセレクトオールスターボーナス込みの印税です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 9月の印税 | 38.4万円 |
| 8月の印税 | 62.8万円 |
| 累計 | 599.0万円 |
累計600万円まで、あと1万円でした! 惜しい!
月々の印税は引き続き下がっております。でも、本づくりをちょっと休憩していても、ボーナス込みで40万円近く入ってくる。いや、ありがたい話ですよね。
10月はもう少し下がると思っています。ボーナスも10万円を切りそうなので、合計は30万円くらいか、30万円を切る可能性もあるかなと。
ただ、今はそれでもいいかなと思っています。全体の体制を立て直したいですし、本以外のコンテンツづくりにも、もっと時間を使いたいんです。動画や、Kindle本からその先の商品につなげる話は、後半でお伝えしますね。
本をまったく出さない、というわけではありません。面白いと思ったテーマは、ポツポツ出します。そのうえで、あまり手をかけなかったら印税はどこまで下がるのか、一度、下がるところまで見てみようかなと。
せっかくなので、これもちゃんと検証して、皆さんにお伝えしたいです!
↑ 目次へ戻るしくじり:ペーパーバックを全部止めたら、すぐには戻せませんでした
先月も書きましたが、8月にペーパーバックの販売を全部止めました。
理由は、作業があまりにも手間だったからです。電子書籍の内容を直すたびに、紙版の段落やページ数、表紙も確認して再申請する。本が増えるほど、この作業も増えていきます。
当時、紙の本から入る印税は月1〜3万円ほどでした。紙でしっかり利益を取ろうとすると、販売価格も高くなります。あまり高い値段にはしたくなかったんですよね。
その印税と作業の手間を比べて、「もう紙はなくてもいいかな」と思ってしまいました。新しいAIを学んだり、書きたい本を書いたりする時間を優先したんです。
ところが、その後、全体の印税が激落ちしたんですよね。紙の販売を戻そうとして、初めて気づいた制約がありました。
KDP公式のタイトル作成上限には、各形式で新しく作成できるタイトルは、1週間に2冊までと書かれています。
これは、新しくタイトルを作るときの上限です。紙の販売を戻すためにタイトルを作り直す場合も、この上限がある。既存の本を更新することとは別なんですね。
これ、私、知らなくて。
戻したい本は37冊。週2冊ずつタイトルを作り直すなら19週間、4〜5か月です。全部戻すのに、だいたい半年くらいかかると思っています。
「必要になったら戻そう」くらいに考えていたのに、全部戻すには何か月もかかる。ここを見落としていました。
完全にこれ、やってしまいました。超やってしまった。
でも、ここから皆さんにも役立てていただきたいことがあります。
私が減らしたかったのは、紙の制作や修正の作業でした。それを減らすために、紙で買っていただく機会までなくしてしまったんです。
作業が大変なら、まずはその作業を減らせないかを考える。今は制作を手伝ってもらえるAIツールのCodexを使えば、紙の制作の手間をかなり減らせそうだと感じています。販売を続ける本を絞るとしても、よく売れている本まで一緒に止める必要はありませんでした。
もうひとつ、やめる前には、やめた後のことも考えておきたいです。元に戻すのに何か月もかかるなら、その間、紙の本を買いたい方に買っていただけません。紙の修正にかける時間をどれだけ減らせるかだけでなく、紙で買っていただけなくなる期間も、判断に含める必要があったんですね。
皆さんもペーパーバックの販売を止めるか迷ったら、まずは「販売を続けたまま、作業だけ減らせないかな?」から考えてみてください。それでも止めるなら、主力本は残して、少数の本から試してみる。戻すときのルールや、かかる期間も先に確認しておきたいですね。
このレポートを読んでくださっている方は、すでに出版している方も多いと思います。でも、出版に慣れていても、やめたり戻したりするときのルールまで確認できているとは限りませんよね。私も今回、あらためて「ルールを確認してから動こう!」と思いました。
私のように一気に全部止めるのは、絶対に真似しないでくださいね。私が代わりにしくじっておきましたので!
↑ 目次へ戻る紙の印税が小さくても、紙の販売の役割まで小さいとは限らない
では、なぜ紙をやめた後に、こんなに印税が落ちたのか。
以前の紙の印税は月1〜3万円でした。でも全体の印税は、紙の本から入っていた印税よりずっと大きく下がっています。8月に紙を止め、その後も印税は下がっている。この動きを見て、紙の販売停止が電子版や読み放題にも影響していたのか、気になっています。
私が今考えているのは、紙の本が、電子版や読み放題で読んでいただくきっかけにもなっていたのではないかという仮説です。
たとえば、Amazonで紙の本を探していて私の本を知った方が、「電子版もあるんだ」「読み放題でも読めるんだ」と気づいて、別の形式を選んでくださることもあるかもしれません。紙と電子版の価格を比べて、電子版を選ぶ方もいるかもしれませんね。
もしこういう選び方をしている方がいたら、紙の本を見つけたことがきっかけでも、印税は電子版の数字に入りますよね。紙から直接入る印税が小さくても、電子版の販売に役立っていた可能性があります。
私は月1〜3万円と作業の手間を比べました。でも、紙をなくしたら何が変わるのかは、その数字だけではわからなかった。ここが、今回もっと考えたいところです。
一方、主力の『いちばんやさしいClaude Codeの教科書』の印税は、5月が約18.4万円、6月が約14.7万円、7月が約12.2万円と、紙の販売を止める前から減っていました。8月も約8.6万円まで下がっています。なので、「紙を戻せば全部元通り!」という話でもなさそうです。
紙を戻して、どの本で役立つかを確かめます
新しくタイトルを作り直せるのは週2冊までですが、この機会に少しずつ検証していこうと思っています!
まずは、以前から紙で売れていた本や、今もよく読まれている主力本から戻したいです。紙で買っていただける機会を先に戻し、そのうえで電子版や読み放題にも変化があるかを見ていきます。
ここで知りたいのは、「全体の印税が元に戻ったか」だけではありません。どの本で、紙の販売を続ける意味が大きいのか。それがわかれば、紙の作業にどこまで時間を使うかも選びやすくなるからです。
紙だけ売れるようになるなら、その本を紙で読みたい方がいることがわかります。電子版や読み放題にも変化が見えたら、紙が別の形式で読まれるきっかけになっていた、という仮説を検討する材料になります。
まだ紙を戻していない本も同じように伸びているなら、紙以外の変化も考えたいです。戻した本が伸びたときも、その本の減少傾向がどう変わったか、数週間の動きで見ていきます。
先月も書きましたが、ホームラン本を打ったら、ぜひ取りこぼさないでくださいね。新刊づくりとあわせて、今売れている本の内容を更新したり、紙でも電子版でも買えるようにしておいたりすることにも、ぜひ時間を使ってみてください。
私の場合、Claude Codeの本が多く読まれた時期に、NotebookLMやClaude Coworkの本の印税も増えていました。同じ人が読んでくださったかはわかりませんが、関連する本も一緒に伸びていた、という事実はありました。
そのとき私は、もっと早くClaude Codeの本の内容を直したり、ほかの関連書籍でClaude Codeの本を紹介したりするべきでした。先月書いたように、Brainの制作にも力を入れていて、売れていた本の見直しに十分な時間を使えませんでした。ここは先月からの反省です。
ホームラン本での反省も踏まえて、皆さんに確認していただきたいことがあります。
今読まれている本を1冊選んで、その本の内容や操作手順が古くなっていないか、説明文と中身が合っているかを見てください。それから、読者が次に知りたいことに応える関連書籍を案内できているかも確認してみてください。
毎月、新刊を何冊も出せなくても、今読んでもらえている本をよくすることはできます。次のホームランを探すことと、今のホームランを大切にすること。両方を考えたいですね。
私も、ここから検証していきます! わかったことは、また皆さんにお伝えしますね。
↑ 目次へ戻る9月に読まれた本TOP10。「AIで何をしたいか」から考えてみる
9月に読み放題で読まれたページ数をもとに、私の本のTOP10を並べました。
KENPは、Kindle Unlimitedなどで読まれたページ数です。
| 順位 | 本 | 読まれたページ数(KENP) |
|---|---|---|
| 1 | いちばんやさしいClaude Codeの教科書 | 103,584 |
| 2 | note副業とChatGPT | 34,966 |
| 3 | Claude Codeでできること全部やってみた | 34,280 |
| 4 | ChatGPTでnoteを始めよう | 29,358 |
| 5 | Claudeって、そもそも何? | 22,440 |
| 6 | Claude Coworkの教科書 | 22,264 |
| 7 | Kindle出版始めたら6ヶ月でFIREできた私の話 | 21,937 |
| 8 | ChatGPTで独学英語! | 21,763 |
| 9 | ChatGPT Codexの教科書 | 21,759 |
| 10 | Obsidianって、便利なの? | 21,285 |
やっぱりClaude Codeの教科書は強いですね。103,584ページで、9月に私の本が読み放題で読まれた合計611,810ページの約16.9%を占めています。
でも、皆さんに見ていただきたいのは、1位だけではありません。ここからは、書名と数字を見て考えたことです。
AIがテーマなのか、AIを使ってやりたいことがテーマなのか
2位と4位はnoteの本、8位は英語の本。そして7位には、Kindle出版の実体験を書いた本が入っています。ほとんどがAI関連の本ですが、AIを学ぶこと自体が目的の本と、AIで何かをしたい方に向けた本が、並んでいます。
noteと英語の本にもChatGPTは登場します。でも、noteで書きたい方と、英語を学びたい方では、困っていることも、知りたいことも違います。AIの操作を同じように説明すれば、どちらにも役立つ、というわけではありません。
英語の本は21,763ページ。Codexの教科書は21,759ページで、読まれたページ数はほぼ同じです。最新のAIツールを学ぶ本と、AIを英語の勉強に使う本が、私の本では同じくらい読まれています。
この数字を見ると、企画の候補を最新のAIだけに絞らず、「英語を学びたい」「noteで書きたい」といった、読者さんがやりたいことからも考えてみたいです。
たとえば英語なら、AIの新機能を片っ端から説明するより、「一人だと会話の練習相手がいない」という困りごとから考える。AIに練習相手になってもらう方法と、うまく会話が続かないときの直し方を書く。これは企画の例ですが、誰の、どんな困りごとに答える本かが決まると、入れる説明と、入れなくてよい説明が見えてきますよね。
新刊か既刊の更新かは、読者の疑問から考える
1位と3位は、どちらもClaude Codeの本です。片方は「いちばんやさしい教科書」、もう片方は「できること全部やってみた」。同じツールでも、書名で伝えていることが違います。
初めて使ってみたい方と、使えることはわかったけれど、具体的に何ができるのかを知りたい方。同じツールに興味があっても、知りたいことは違いますよね。
さらに5位の『Claudeって、そもそも何?』と、10位の『Obsidianって、便利なの?』は、使う前に知りたい疑問を、そのまま書名にしています。疑問形にしたから読まれた、とまではわかりません。でも、何に答える本なのかが、書名からすぐにわかります。
皆さんも企画を考えるときに、「読者さんは、今どんな一言で困っているかな?」と書いてみてください。「どこから始めればいいの?」「これで何ができるの?」。その一言に答える内容を考えると、「初心者向け」というだけでは見えなかった説明が必要になるかもしれません。
「このテーマは、もう一冊書いたから終わり」と決める前に、既刊で答えていない疑問がないかを見てみる。操作の説明は書いたけれど、実際に使おうとすると迷うところは残っていないか。自分が使い続けて初めて気づいたことはないか。
その疑問が違えば、同じツールでも、次の本で書く内容は変わります。逆に、読者さんの疑問が同じなら、似た新刊を増やすより、今ある本を直した方が役立つかもしれません。
出版の実体験も、ツールの教科書と並んで読まれています
では、次の本で答えたい疑問に、自分が何を書けるのか。ここで、7位の『Kindle出版始めたら6ヶ月でFIREできた私の話』も見てみたいです。21,937ページでした。
ツールの教科書と並んで、私自身の出版の経験を書いた本も、TOP10に入っています。皆さんも次の企画を考えるときは、AIの解説だけでなく、自分の経験も候補に入れてみてください。
方法を知ることと、自分もやってみるかどうかを決めることは、少し違いますよね。その判断の参考になるのが、実際にやった人が何に迷い、どこで失敗し、どう判断したかという経験だと思います。
たとえば失敗談なら、「これ、超やってしまった」で終わらず、「何を優先した結果、何を見落としたのか」まで書く。成功した結果だけでなく、そこまでに何を考え、その後どう変わったかも書く。自分では当たり前になっていることほど、これから始める方には知りたいことだったりします。
次に何を書くか迷ったら、「新しいツール」「読者さんがやりたいこと」「自分が経験したこと」の三つから、企画の候補を一つずつ書いてみてください。
そのうえで、それぞれ「誰の、どの疑問に答える本か」を一文にしてみる。今ある本に説明を追加・修正すれば答えられるなら、その本の更新でよいかもしれません。まだ答えられていなくて、自分の経験をもとに具体的に説明できるなら、次の一冊の候補になります。
AIの最新情報をどれだけ知っているかだけで、書ける本が決まるわけではありません。皆さんがやってきたことの中にも、誰かがまだ知らなくて困っていることはあるはずです。私もそこを考えながら、書きたい本をポツポツ出していきたいなと思っています!
↑ 目次へ戻る書きたい本も、やっぱり書きたいです
一方で、印税ばかりを狙っていると、私自身がつまらなくなってしまうんですよね。
9月は、正直、書きたい本をちょっと書きました。
今回の印税Excelには、これまでの表になかった次の3冊も加えています。
- 『Kimi K3でAIアニメ・ドラマを作ってみた』
- 『ChatGPT WorkでAI副業を自動化してみた』
- 『GPT-6 Astraで本気のアクションゲームを作ってみた!』
「これをやってみたい」「作ったらどうなるんだろう」という気持ちから書く本も、私は大切にしたいです。無理に毎回、同じフレームに当てはめる必要はないと思っています。
ただ、「書きたかったから書きました」で、読者への説明まで終わらせないことは大事ですね。自分が面白いと思ったことを、初めてやる方にも試せる形にして渡す。そこは、どの本でも考えたいです。
書きたい気持ちは、本を出し続けるための力になります。その上で、出した後の数字を見て、どんな内容が読まれたかを振り返る。今回のTOP10も、そのための材料です。
休憩しながら、ポツポツ出す。その中で、また新しいことを試していこうと思っています!
↑ 目次へ戻る新しい挑戦。AI漫画と、ペーパーバックの作業を減らすこと
今、Codexを使って、AI漫画を作っている最中です。
私が試している範囲では、相当簡単にできそうなんですよね。既存の本を全部AI漫画にしてみようかな、と考えるくらいです。
これが面白いのは、ゼロから新しいテーマを探すだけでなく、すでに書いた内容を別の形で届けられることです。文章の本は読むのが大変、という方にも、漫画なら入りやすいかもしれません。
今は作っている最中なので、どこまで楽に作れるのか、元の本で伝えたかったことをちゃんと残せるのかも含めて試しています。
もうひとつが、ペーパーバックの制作です。
しくじりの節に書いたとおり、私は手間を減らしたくて、販売まで止めてしまいました。だから今度は、手間そのものを減らす方法を試しています。Codexを使えば、紙の本の制作にかかる手間はかなり減らせそうだと感じています。
新しくタイトルを作る場合は、週2冊まで。一度に全部は戻せないので、紙の本は少しずつ戻しながら、制作や修正の手間を減らす方法も試していきますね。
AI漫画も、紙の制作も、ノウハウをもう少し整理できたら、皆さんに共有したいです。便利だったところだけでなく、確認が必要だったところも含めてお伝えしますね。
↑ 目次へ戻る文章づくりも、AI同士で相談してもらっています
最近は文章を書くとき、ClaudeのAIモデルOpus 5.5と、Codexで使っているGPT-6.1 Solに、内容や文章について相談し合ってもらっています。
「AI同士でやり取りする」と聞くと、ものすごい技術が必要そうですよね。でも、私がやっているのは、Codexに「Claudeとも相談しながら進めて」とお願いすることです。Claudeをブラウザで開き、Codexがブラウザに入力・送信する操作を許可すると、CodexがClaudeに相談して、返ってきた意見も踏まえて進めてくれます。
特別なプログラムを自分で組んでいるわけではありません。普通の言葉でお願いしているんです。便利ですよね!
文章の内容に合わせて、「この考察は数字から言えるか」「読者さんに何が役立つか」「私の話し方が残っているか」といったことを見てもらっています。数字を並べただけで終わっていないか、反対に、わかっていない原因まで言い切っていないか。そこは私も何度も見ています。
文章の校正には、文賢も使い始めました。
文賢は、ブラウザで文章の誤字脱字や表記揺れ、わかりにくい表現を見直せるツールです。原稿を貼り付けると改善の候補を出してくれるので、本やnoteを公開する前の確認に使えます。文賢のAIと文章の構成を相談することもできます。
個人向けプランは、月払いで税込1,980円。年払いなら月あたり税込1,650円です。私がいいなと思っているのは、トークンの残量をいちいち気にせず、何度も文章を確認できるところ。今はもう、使いに使い倒しています!
ただ、提案を全部そのまま採用するわけではありません。きれいに整ったけれど、「これ、私こんな言い方しないよね?」となることもあります。私が話したときの元気さまで消えてしまったら、違いますからね。
皆さんがAIで本を書くときも、まず自分の体験や考えを話してみてください。その音声をもとに、内容の不足や伝わりにくいところをAIに見てもらう。最後に文章を整えてもらい、自分の言いたかったことが残っているか、自分で読む。
全部をAIにお任せするより、自分の話をもとに、相談しながら作る。私はこのやり方が気に入っています!
↑ 目次へ戻る最後に、Kindleで知ってもらい、その先の商品につなげる話
ここまでは、9月の印税と、失敗から学んだことをお話ししました。最後に、Kindleで作った本を、その後の発信や商品販売にどう活かすか。どうしても皆さんにお伝えしたいことがあります。
Kindle出版をしていると、どうしても「印税をどう増やすか」に目が向きますよね。でも、印税だけで終わらせるのは、とてももったいないと思っているんです。
私も、Kindleの印税以外の収益があります。私の場合、一番最後に案内する商品(バックエンド)はBrainです。それから、noteや、Brainの内容を分けたものを時々出すのも収益になっています。
マーケティングファネルって何?
ここで大事になるのが、「マーケティングファネル」という考え方です。
ファネルは、漏斗(じょうご)のことです。ここでは、商品を知ってから購入するまでの流れをまとめて考えます。お客さんが商品を知って(認知)、興味を持って比べたり考えたりして(関心・検討)、最後に買う(購入)。この流れを、上が広くて下が細い漏斗の形にたとえたものです。商品を知ってから購入までの流れ(Salesforce)
大事なのは、一番最後のバックエンドの商品まで、この流れをどう作るかなんですよね。
Kindle出版に当てはめるなら、例えばKindleで知ってもらう。noteや動画で考え方や具体的なやり方に触れてもらう。そのうえで、もっと詳しく学びたい方に、役立つ商品を案内する。こんな流れが考えられます。全員が同じ順番を通るわけではないので、どこで自分を知った方にも、次に必要な情報が見つかるようにしておくんですね。
もちろん、すごくいい商品を持っていることは大事です。
でも、めちゃくちゃいい商品を持っていても、集客できなければ、売上はまったく立ちません。
すべての人にとって最高の商品でなくても、特定の方の悩みや目的にきちんと応えられる商品なら、必要としてくださる方に知ってもらいたいですよね。そういう方に知ってもらえるかどうか。ここが、売上を大きく左右するんですね。
だから、商品を作ることと同じくらい、必要な方に届けることも大事。とにもかくにも、集客がめっちゃ大事です。
Kindleは、印税と集客の両方につながる
そう考えると、Kindle出版って、本質的にはマーケティングの手法のひとつなのかなと、思っているんです。
印税をいただけているのは、本当にありがたいことです。そのうえで、マーケティングをしながら印税も生み出してくれる。とても素晴らしい仕組みだと思っています。
この記事を読んでくださっている方の中には、自分の商品を持っている方もいらっしゃると思います。もしそうなら、Kindle本は、その商品を知ってもらうきっかけにもなります。
マーケティングミックス(4P)で、自分の商品を見直す
もうひとつ紹介したいのが、「マーケティングミックス」という考え方です。
マーケティングミックスは、届けたい相手に合わせて、自分で決められる要素を組み合わせて考える枠組みです。よく使われるのが次の4つで、頭文字をとって「4P」と呼ばれています。4Pの解説(アメリカ・マーケティング協会)
- 商品(Product):何を届けるか
- 価格(Price):いくらで販売するか
- 販売場所(Place):どこで買ってもらうか
- 告知(Promotion):どうやって知ってもらうか
Kindle本で考えると、本の内容が商品、販売価格が価格、Amazonが販売場所です。本の存在を知ってもらう発信は、告知にあたります。
そして本を読んでいただくことが、著者としての自分や、ほかの商品を知ってもらうきっかけにもなります。
バックエンドの商品まで含めると、4つそれぞれで考えることが増えます。その商品は誰のためのものか。価格は合っているか。どこで買えるのか。どうやって知ってもらうのか。4つのどこかが抜けていると、いい商品でも届きにくくなります。
せっかくKindle本というコンテンツを作ったなら、どんどん横展開していくべきだと思っています。横展開というのは、本の内容を、別の媒体でも伝えていくことです。noteもありますし、私はまだやっていませんが、Threadsもありますね。
これは4Pでいうと、主に「告知」の接点を広げる動きです。noteで商品を販売するなら、「販売場所」を増やすことにもなります。横展開だけがマーケティングミックスではないので、商品や価格も一緒に見直してみてくださいね。
動画は、Kindle作家と相性がいいと思っています
なかでも、動画には本当にすごい力があると思っています。
これまで動画制作は、かなりハードルが高かったんですよね。でもここ最近は、AIのツールを使えば、動画がめちゃくちゃ簡単に作れるようになってきたと感じています。
だから、今後数か月で、動画制作に参入する人はめちゃくちゃ増えると私は思っています。いろいろな方が動画を作れるようになる流れは、すぐに広がるんじゃないかなと。
そうなると、結局大事になるのは、何を発信するか、何を軸にしているか、どんな思想を持っているかです。ただ動画を作れるだけでは、生き残れないだろうなと思っています。
とはいえ、Kindleで本を出せる人は、自分の思想やメッセージ、発信したいことをすでに持っている方だと思うんです。だから、Kindle作家と動画制作は、実は相性がいいんですよね。
まだYouTubeデビューしていない方は、ぜひ今から、読まれているKindle本の1テーマを選んで、動画にしてみてください。
私自身、Kindle本の出版ペースは、正直ちょっと落としていこうかなと思っています。
面白いなと思ったテーマがあれば出します。でもそれ以上に、動画制作や、今あるコンテンツを広げること、商品を知ってもらってから購入までの流れを見直すことに、そろそろ力を入れていこうかなと考えています。
まずは、今ある1冊から試してみてください
最後に、今日からできることを3つ書いておきますね。
- 自分の商品の流れを、「認知→関心・検討→購入」の3段階で書き出してみる。Kindle本は、そのどこに入りますか?
- 4P(商品・価格・販売場所・告知)のうち、一番手薄だと思うものを1つ選ぶ。
- 読まれているKindle本から1テーマを選んで、note・SNS・動画のどれか1つに展開してみる。その先に何を案内するかも決める。
例えば、本の中で説明している一つの操作を動画で見せる。noteでは、その操作が役立つ場面を短く紹介する。もっと詳しく知りたい方には、内容に合った本や商品を案内する。これは横展開の例ですが、同じ文章をそのまま置くだけでなく、その媒体で伝わりやすい見せ方に変えるのがポイントです。
最初から全部の媒体をやらなくても大丈夫です。まずは1冊、1テーマ、1つの媒体で試してみてください。
試した後は、例えば動画の再生数、案内したリンクのクリック数、商品の購入数を分けて見ると、直す場所も考えやすくなります。動画が見られないなら、テーマやタイトル、最初の数秒を見直す。見られても商品の案内まで進んでもらえないなら、動画の内容と案内する商品がつながっているかを見直す。新しい本を増やす以外にも、試せることはあるんですね。
今月は印税も下がりましたし、ペーパーバックの販売停止も、超やってしまいました。でも、私がしくじった分、皆さんには同じ失敗を避けていただけたらうれしいです!
よく読まれている本を大切にしながら、私もやってみたいことを試していきます。Kindleで作ったものを、noteや動画、ほかの商品にもつなげていきましょう。試したこと、わかったことは、また共有しますね!
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